事前にチェック！中古車購入時に起こりがちな失敗とは？

「中古車が欲しいけど、失敗したらどうしよう」とお悩みではありませんか？中古車選びに失敗してしまうと、外装はきれいなのにエンジンがボロボロだったり、すぐに使えなくなってしまったりと、トラブルになってしまうことも。これから中古車の購入を考えている人に向けて、中古車トラブルの実例と対策方法をご紹介します。

中古車を購入する利点

新車ではなく中古車を購入するメリットは、なにがあるのでしょうか。中古車を購入するメリットを4つご紹介します。

新車よりも安く手に入る

中古車を購入するメリットは、なんといっても新車よりも安く購入できることです。新車だと予算オーバーになってしまう車種でも、中古車で購入すると数十万円も安く購入できることがあります。

また新車と中古車の間の「新古車」もあり、走行距離が少なく、外装もきれいな車をお得に購入できる方法もあります。

早く納品してもらえる

中古車は新車と比べて早く納品してもらえます。人気の新車だとメーカーがある程度在庫を抱えていますが、人気タイプではない新車を購入する場合は、契約が完了してから工場で車を組み立てることがあります。

在庫がない場合は納車までに2〜3か月以上かかってしまうこともあります。中古車はすでに実物があるため、納車まで長い時間待たされる心配がありません。

たとえ傷がついても精神的ダメージが少ない

中古車は前に乗っていた人がいるため、車体のどこかしらに軽い傷が付いていることが多いです。もし運転中に車体をこすってしまったり、ドアの開け閉めでぶつけてしまったり、万が一傷を作ってしまっても精神的ダメージが少ないのもメリットでしょう。

新車だと車体に傷がないため、傷をつけてしまった場合は精神的ショックが大きいことも。車に乗り慣れていない初心者や、運転に自信がない人は中古車を選ぶのがおすすめです。

生産終了のレア車が見つかることもある

中古車だと生産終了したレアな車や、クラシックカーが見つかることがあります。車にこだわりのある人や、どうしても乗りたい車種がある人は、中古車を探してみるのもひとつの手段でしょう。

中古車購入時に起こりがちな失敗

中古車はけっして安い買い物ではないからこそ、絶対に失敗したくないですよね。しかし、残念ながら中古車選びに失敗してしまう人も多くいるのが現実です。中古車選びでありがちな失敗を3つまとめました。

きれいな車だと思って購入したら事故車だった

「見た目がきれいな車だと思って購入したら、実は事故車だった」というケースがあるようです。修復歴なしの中古車を購入したのにもかかわらず、納車後にあらためて点検してみると、ヘッドライトが補修されている形跡があったり、再塗装されている部分があったりと、修理の形跡を見つけてしまうこともあります。

事故を起こした車でも、修復歴がなければ「修復歴なし」という評価になるため、注意しましょう。

インターネットで車を購入したらボロボロの車が届いた

とくに個人間取引で多いトラブルなのが、「インターネットで中古車を購入したら、写真とはまったく違うボロボロの車が届いた」というものです。

スマートフォンのカメラや、デジタルカメラで中古車を撮影した場合、加工や修正をしなくても、きれいに撮れてしまうことがあります。

安さを重視して購入したら高くついてしまった

とにかく価格重視で安い中古車を購入したら、最終的に高くついてしまい、予算オーバーしてしまうケースもあります。

たとえば、予算70万円で中古車を探しており、50万円で気に入る車が見つかり、購入後にエンジンやブレーキなどさまざまな修理箇所が見つかり、最終的に100万円近くも費用がかかってしまった、なんてこともあります。

中古車購入時の失敗を防ぐためには？

それでは、中古車購入で失敗しないためにはどうしたらいいのでしょうか。中古車購入で失敗しないための選び方を4つご紹介します。

内装と外装を自分の目で確認する

近年では、インターネットで中古車を購入する人も増えています。実物を確認しないまま車を購入してしまうと、イメージとは違う車が届いてしまうことがあるため、最終的には自分の目で実物をきちんと確認しましょう。

走行距離だけで判断しない

中古車の価値は、走行距離だけで判断しないほうがいいでしょう。悪徳業者が中古車を販売している場合、走行距離を改ざんして販売することがあります。

走行距離は中古車を購入するうえで重要なポイントですが、修復歴がないか、価格は適正かなど、トータルで価値を判断するのがおすすめです。

試乗してみて肌に合うかどうか確認する

中古車販売業者によっては、購入前に試乗をさせてくれます。実際に試乗してみて「乗り心地がいいか」「運転しやすいか」など、自分の肌に合うかどうか確かめておくと、希望と異なる車を購入してしまう心配もありません。

諸費用がいくらなのか確認する

中古車を購入する前に、最終的に費用がいくらかかるのか必ずチェックしておきましょう。「追加料金はないか」「手続きで発生する費用はないか」など、細かく確認しておくことで予想外の出費を抑えることができます。

まとめ

中古車選びに失敗してしまうと、外装はきれいなのにエンジンやブレーキがボロボロだったり、大きく予算オーバーしてしまったり、イメージとは異なる車が届いてしまうことがあります。

中古車を選ぶ場合は、自分の目で見て確認し、走行距離だけで価値を判断しないことが失敗しないポイントです。金銭トラブルを防ぐためにも、最終的に費用がいくらかかるのかしっかり確認しておきましょう。