中古車販売店は見に行くだけでもいい?電話や予約は必要なのか
中古車を購入するために中古車販売店への訪問を計画している方は、ポイントをおさえておいてお店に行くようにしましょう。欲しい車がなければ空振りに終わり無駄足になります。来店前に在庫情報を確認し、意中の車に試乗できるか程度は確認しておく必要があります。そこでこの記事では、中古車販売店訪問時の心がけや注意点を紹介します。
中古車販売店は見に行くだけでもよいのか?
気になる中古車を見に行くだけでも問題はありません。とはいえ、見に行くだけでは失礼にあたるのではと気にする方もいます。見に行くだけの場合は、スタッフに対しその旨をはっきりと伝えれば、ていねいに案内してくれるでしょう。
ただし、見に行くだけと伝えたにもかかわらず、無理やり見積もりを出させたり、試乗したりする行為は控えましょう。冷やかし行為と認定され、店舗側としては気持ちのよいことではありません。迷惑な客といった印象を持たれてしまい、次回来店時に冷たい対応をされる可能性もあります。
中古車を見に行く際のポイント
購入する・しないに関係なく、中古車を見に行く際はなるべく晴れていて明るい時間帯を選びましょう。夜に中古車販売店に訪れることも可能ですが、夜の展示場はライトアップされています。そのライトアップの影響で、車が普段よりもきれいに見え、車体についた細かな傷は見えにくくなることがあります。車の状態を正しく把握できないため、晴れの明るい時間帯を選んで見に行くことがおすすめです。
接客を避ける方法
スタッフに張り付かれるのは面倒と考えている方も多いのではないでしょうか。そんな方は、あえて混雑する日時である土日祝日の午後に来店しましょう。また、スタッフに対し「見に来ただけ」と明確に伝えるのもおすすめです。
予約や事前の電話は必要?
中古車販売店は見に行くだけであれば、予約および事前の電話は不要です。ふらっと立ち寄り、展示場の車を眺める程度なので、わざわざ予約を取る必要はありません。ただ、見に行くだけではなく、もう少し詳しく中古車を見たり、試乗したかったりする場合は、予約や事前の電話が必要です。
予約や事前の電話が必要になる具体的なケースとは
まずは、特定の車を見たいケースです。中古車販売店の公式ページに「販売中」と掲載されていても、店頭に常時展示されているとは限りません。公式ページの情報が更新されていないだけで、すでに売り切れていることも考えられます。わざわざ出向いても意中の車が見られないのでは無駄足になるため、事前に連絡し在庫確認して予約しておくとよいでしょう。気になっている車種がある場合も同様です。
中古車販売店の在庫は頻繁に入れ替わるため、以前あった車種がすでに売れていることもあります。したがって、直前でもよいので確認の連絡を入れておきましょう。試乗したいケースも予約や事前の電話が必須です。そもそも中古車販売店のすべての車が試乗できるわけではありません。車検切れの車は公道が走れませんし、高価な車の場合は試乗による傷を避ける目的で試乗を断っているケースもあるからです。試乗したい車がある場合は、その車種があるか、さらに試乗できるかを電話連絡で確認しておきましょう。
最後に、車の買い取りを検討している場合も事前の連絡が必要です。買い取りをする場合は、車の査定も必要になるため、中古車販売店としては査定士の確保や成立時の手続き準備などがあるからです。何も連絡せずにふらっと訪れても、査定士がほかの車を査定している可能性もあり、長時間待たされることや後日にまわされる恐れもあるので要注意です。
見に行く際に持ち物は必要か
車を見に行くだけであれば、メモ程度でOKです。スマホのメモ機能だけでもよいので、とくに必要な持ち物はありません。どのような車があり、どのくらいの価格で販売されているのかなどをメモに取りましょう。車のスペックなども記載し、後の比較などに活用してみるのがおすすめです。
見るだけではなく即決する可能性が高いのであれば、取り置きをお願いするための少額の頭金程度のお金は用意しましょう。車種によっても価格は異なるため、自分の希望している車の大体の価格を把握したうえで、中古車販売店に向かってください。ちなみに中古車の頭金は車両価格の20%から30%とされていますが、もう少し少額で対応してもらえることが多いです。
また契約する際に必要になる印鑑も準備しておくのがおすすめです。携帯しているとは思いますが、身分証明書でもある運転免許証も忘れずに用意しておきましょう。契約時にはほかにもさまざまな書類が必要ですが、書類は後でOKとしている中古車販売店が多いです。したがって、即決する場合でも、「頭金」「運転免許証」「印鑑」程度の持ち物で十分です。
まとめ
中古車販売店は見に行くだけでもOKです。ただ何も言わなければ、どのような目的で来たのかスタッフは分からないので、見に来ただけと伝えるのがおすすめです。一方で、試乗したかったり買い取りの査定を依頼したかったりした場合は、店舗側の準備もあるため事前に連絡して予約を入れておきましょう。見に行く際の持ち物はメモ程度で、即決する場合でも頭金+運転免許証+印鑑程度です。実際の契約時にはその他の書類も必要になりますが、それらはのちの提出でも大丈夫なので契約前に用意する必要はありません。