中古車を購入する際に必要な車庫証明の取得方法について解説！

中古車を購入した際の車庫証明は、自分で取得することが可能です。通常、車庫証明の取得を業者に頼むと約1万円以上はかかりますが、自分で車庫証明を取れば数千円で済みます。この記事では、中古車購入時の車庫証明について、詳しく解説します。これから中古車の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

車庫証明とはどのようなもの？

まず車庫証明とはどのようなものなのでしょうか？車庫証明は自分の保有する自動車の保管場所があることを証明してくれる書類です。この車庫証明のためにウソをついたり、車庫証明そのものを取らなかったりすると10万円以下の罰金が課せられます。

自分の家に車を駐車するスペースがある場合でも車庫証明は必要です。もし駐車するスペースがない場合は駐車場を契約して、購入前に自動車の保管場所を準備しましょう。

中古車を購入する際に必要な車庫証明の取得方法

まず中古車購入時に車庫証明を取る方法は、申請書を警察のホームページからオンラインでダウンロードするか、警察署の窓口で申請用紙をもらうかです。

申請書の書き方はオンラインでダウンロードしても、警察署の窓口でもらっても記載例があります。記載例に沿って車に関する情報や保管場所について書いていけば申請書を完成させることができます。そして必要な書類は主にこれらの書類です。

①自動車保管場所証明申請書

②保管場所の地図

③保管場所標章交付申請書

④保管場所使用承諾書

もしオンラインで心配なら、警察署に確認の電話をするか警察署に行って初めて車庫証明を取ることを窓口で説明すれば詳しく手順や必要書類を教えてくれます。それで申請書の必要事項をすべて書いた上で自分の住所の管轄の警察署に提出します。

申込時に2,100円必要になるので、そのお金も忘れず用意しましょう(地方自治体によって数百円ほど誤差があります）。数日から1週間ほどで再び同じ警察署に行き、交付手数料の500円を払うと車庫証明を発行してくれます (軽自動車の場合は即日発行）。

中古車購入で車庫証明が要らないケースとは？

中古車購入時には必ず車庫証明が必要になるのでしょうか？実は、必ず必要になるというわけではありません。どのような車庫証明がいらないケースがあるでしょうか？ここでは車庫証明が不要な2つのケースについて解説します。

■ 車庫証明の取得の必要のない地方自治体に住んでいる時

中古車で普通車または軽自動車を購入する場合に、車庫証明を取得する必要のないケースがあります。それは地方自治体によって車庫証明を取る必要のない都市があるからです。原則的に人口の少ない都市は車庫証明を取る必要がありません。

■ 前所有者と購入者の住所が同じ場合

中古車を家族間で購入する時には、前所有者と購入者の住所が同じケースもあり得ます。あるいは前所有者が引越先で車を使わないので、その車を購入するケースでも住所が同じということがあり得ます。どちらのケースもその場所に関しての車庫があることをすでに証明されているため、車庫証明は必要ではありません。

中古車購入時の車庫証明の適切な取得タイミング

中古車購入時にはいつ車庫証明を取るのがベストなのでしょうか？それは普通車を買うか、軽自動車を買うかで異なります。

■ 車両ナンバーを取得するまでの期間

もし中古車の普通車を買うなら、購入成立してから車両ナンバーを取得するまでの期間に車庫証明を取る必要があります。購入業者が代わりにしてくれる場合はいいですが、自分で車庫証明を取る場合はこの期間に取らないと車両ナンバーがもらえません。

それに加えて、車庫証明を取得する時間も必要なので、納車から1週間くらいは前もって車庫証明が必要なことを覚えておきましょう。これで納車までの期間を逆算して購入業者または購入者と相談できます。

■ 車両ナンバーを取得してから15日以内

もし、中古車の軽自動車を買うなら、普通車ほど急ぐ必要はありません。軽自動車に関しては車庫証明の申請後、調査期間がないので申請日のうちに車庫証明を発行してくれるからです。

つまり中古車の軽自動車を購入してから車庫証明がなくても納車できます。そのため普通車と違って、車庫証明の取得時にすでに車検証があります。しかし、いつまでも放置していいわけではなく、15日以内に車庫証明の取得を終えなければなりません。

本記事では、中古車購入時の車庫証明について解説しました。車庫証明は、自分の保有する自動車の保管場所があることを証明してくれる書類のことです。車庫証明の書類は、オンラインか警察署の窓口で取得でき、車庫証明は数日から1週間で取得できます。

しかし、すべての人が車庫証明を取得する必要はありません。車庫証明が要らないケースは、必要のない地方自治体に住んでいる時や、前所有者と住所が同じ時です。そのため、自身の状況をしっかりと把握したうえで、車庫証明を取得してください。