中古車と新古車は何が違う?双方の特徴を理解しよう!
中古車と新古車の違いを存じでしょうか。中古車の購入を検討するのであれば、新古車も視野に入れて比較検討することで、納得のマイカーを手にできるでしょう。ここでは中古車、新古車それぞれの特徴や違い、それぞれのおススメのポイントについて紹介します。特徴を理解しどちらを購入するか参考にしてください。
中古車の特徴
中古車といえば価格ばかりに目が行きやすいですが、ここでは価格のほかに、状態や納期についても中古車の特徴を解説します。
価格が安い
中古車の一番の特徴といえば安いということです。安いから中古車を買うという方もいます。新車であれば高かった憧れの車も中古車であれば手に入れやすくなります。
またローンで購入する際も、月々の支払い額が抑えられるため、購入後の維持費も大幅に軽減できます。
1台ごとにすべての状態が異なる
中古車は同じ車種の車であったとしても状態が大きく異なります。前の持ち主がどのように扱っていたかによって状態はさまざまです。走行距離が短いから状態がよい、長いから状態が悪いというわけではないところが中古車選びの難しいところです。
納期が早い
中古車は購入してすぐ納車されることが多くあります。新車であれば、長ければ納車まで1~2年以上かかる車種もあります。一方、中古車は大きな修理が無ければ、整備や美装、登録などの後、1~2週間程で納車されます。
中古車の中には事故車もある
中古車の中には事故車も含まれるため注意が必要です。事故車とは車の骨格(メインフレーム)を修復した車のことです。とはいえ事故車の全てが悪いわけではなく、気になった車が事故車ではないか、事故車であっても走行時に不具合が発生しているどうか販売店に詳しく確認するといいでしょう。
新古車の特徴
新古車といえば、新車とほぼ変わらないくらいに内外装共に綺麗なところが特徴です。ここでは新古車の状態だけではなく、価格や納期についても新古車の特徴を解説します。
新車より格安
新古車はほぼ新車でありながら、新車で購入するよりもかなり格安です。一般に新車より約5万円から30万円ほど安くなります。販売店としても在庫で置いてあるため、在庫処分価格として安く売られるケースもあります。
状態は新車並み
新古車とは、新車登録をしただけの車のことをいいます。ディーラーの販売ノルマ達成や、試乗車・展示車としての利用を目的とした車のため、走行距離はゼロ、もしくは数百キロ程度であり、傷や汚れがほとんどありません。
納期が早い
新古車はすでにある車を販売しているため、最短1週間程度での納車も可能です。ほぼ新車のため、中古車のように納車前に修理する必要もなく、最低限の点検整備のみで即納車が可能です。
新古車の数は少ない
新古車はとても人気があります。新車より安く、傷や汚れもほとんどないからです。気になっている新古車が人気車種だった場合、すぐに売れてしまう可能性があります。
中古車と新古車の違い
ここでは中古車と新古車の違いについて、価格や状態、選択肢や納期の観点から比較します。
安いのは中古車
価格が安いのは中古車です。価格重視、できるだけ安くということであれば中古車を購入するのがよいでしょう。ただし、安い中古車を購入したところ、すぐに壊れて修理が必要になってしまった、ということもありますので注意が必要です。
中古車の価格は車種や年式、走行距離、車の状態、人気などによりさまざまです。
状態がよいのは新古車
車の状態で比較するなら新古車のほうが優れているといえるでしょう。どんな人がどんな乗り方をしていたかわからない中古車に比べると、新古車は新車登録されただけの車ですから状態がよいものが多くなります。一方、中古車の車両状態は車によってさまざまです。走行距離も各車で異なります。
選択肢が多いのは中古車
新古車に比べて中古車の方が選択肢はとても多くなります。新古車は限られた選択肢の中から選ばなければなりません。中古車は販売店によっては全国から自分の探している条件の車を探して購入できます。
新古車が希望に近い車種であれば問題ないのですが、新古車に固執すると選択肢が少なくなってしまいます。そのため柔軟な中古車探しが大切です。
納車が早いのは新古車
先述したように、新古車の納期は最短で1週間、中古車の納期は1、2週間程です。中古車の場合は購入する際に修理してから納車になるケースもあるため、修理や整備の分若干の時間が必要になります。
購入するなら中古車と新古車どちらがおすすめ?
車の購入に際して、一番に何を重視するかで中古車と新古車のどちらがよいかわかれます。価格を考えるなら中古車の方が安価の場合が多いですが、安ければなんでもいいというわけではありません。
安全で安心して乗れる車を購入するには、その車の状態もしっかりチェックしておかなければなりません。求めるものの優先順位によって中古車がよいのか新古車がよいのかはわかれます。
安さが最優先なら中古車がおすすめ
できるだけ車を安く購入したいというなら中古車です。中古車は程度にもよりますが、点検・整備された車検満タン2年付きの車でも、20万円や30万円という価格から売られている場合もあります。
車の状態がどうなのかはしっかりと販売店に確認する必要がありますが、安く良質な車に出会えるのも中古車の魅力です。
とくかく綺麗好きには新古車がおすすめ
状態で見るなら、新古車がよいでしょう。登録されただけでほとんど乗られていないため、比較的新しくてきれいです。中古車では細かいところまで掃除されているか、綺麗かどうかが気になるという方は新古車を購入しておけば間違いないでしょう。
まとめ
今回は中古車と新古車の違いについて触れましたが、絶対にどちらが優れているということはありません。車を購入する際の優先順位は人によって異なるうえ、好みやこだわりもわかれるものです。
そのため偏った考えの車の探し方をするのではなく、中古車、新古車それぞれに特徴があり、それらを踏まえたうえでの総合的な車選びをすることが、快適なカーライフを手に入れられるポイントといえるでしょう。