中古車の値引き交渉を行う際に意識するべきポイントについて解説！

中古車って値引きできるの？と考えたことはありませんか。実は中古車も値引き交渉が可能です。中古車の購入は大きな買い物です。安ければ安いに越したことはありません。中古車であっても値引きしてもらえる販売店は多くあります。ここでは中古車の値引き額の相場やその交渉の際のポイント、購入費用の抑え方についてそれぞれ紹介します。

中古車の値引き額の相場はいくら？

中古車は元々の本体価格によってその値引きの割合が大きく変わってきます。3万円程しか値引きできない車もあれば、20万円以上値引きできる車もあり、その幅はさまざまです。ここでは中古車の値引き額の相場を見ていきましょう。

値引きの相場は「本体価格の10％」が目安

中古車全体の値引きの相場は、本体価格の10％程度が目安になります。そもそもの本体価格によりますが、金額で換算すると、およそ3万円～20万円くらいの値引きになります。また、本体価格だけが要因ではなく、車種やボディタイプなどによっても値引きの相場は変動します。

本体価格や車種によって値引き額は大きく違う

本体価格が安い中古車であれば、その値引き額は大きくなりづらく、本体価格が高い中古車であれば、その値引き額も大きくなりやすくなります。また、軽自動車やコンパクトカーは新車でも本体価格が低価格のため、販売店からすれば利益率も低いため、それほど値引きされないこともあります。

反対に、セダンやステーションワゴンなどは車種によってはあまり人気がないものもあるため、大きく値引きしてくれることもあるでしょう。

値引き額の相場の例

中古車の値引きの相場は一般的に本体価格の10％程度です。たとえば本体価格30万円の中古車であれば、値引き額は3万円程度、本体価格100万円の中古車であれば値引き額は10万円ほど、本体価格が200万円の中古車であれば値引き額は20万円程度が相場となります。

但し、すべてがこのように値引きしてくれるわけではなく、購入を検討する中古車がすぐにでも売れてしまうような人気車であれば、それほど値引きはされないでしょうし、逆に検討する中古車が販売店にとってすぐにでも売りたい在庫車であったならば、大きく値引きしてくれることもあるでしょう。

いずれにしても購入後もしっかりとアフターフォローまで受けられ、安心して長く車に乗られるように、販売店としっかりとした信頼関係が築けるような値引き交渉することをおすすめします。

中古車の値引き交渉を行う際に意識するべきポイント

誰だってできるだけ安く車を購入したいものです。しかし根拠もなく闇雲に安くして欲しいといっても、販売店側も困ってしまいます。そこでここでは、中古車の値引き交渉で意識するべきポイントを見ていきましょう。

「即決」の意思を明確に示す

「このお客さんは頑張れば今日買ってくれそう」と思ってもらう事が重要です。そう感じたならお店側も気合いが入ります。「今日決めて帰りたい」など購入する事が前提と思わせるように会話していきましょう。

落としどころを決めて攻める

最終的にどの辺りの価格で契約するのか、落としどころを決めておいた方が交渉しやすくなります。販売店側が頑張ってくれるように、その値引き交渉に根拠があった方が言葉に本気度が出ます。

そのためには、あらかじめ欲しい車種の相場を調べておいたり、その車を売った場合のお店の利益を想像しながら会話してみたりすることで、双方に取って利益となるような妥協点を見出すことになり、気持ちのいい交渉ができるものです。

ネットの中古車情報と競合させる

中古車を購入したい人がいきなり販売店を訪れることは稀で、ほとんどの人はあらかじめインターネットで中古車相場を調べていることが当たり前です。販売店側から見ても顧客がインターネットを利用して情報収集している事を想定しています。そのためネット上の中古車情報も充分な交渉材料になります。

中古車購入費用の値引き交渉をせずに安く抑える方法

中古車本体の値引き交渉をしても、場合によってはまったく値引きに応じてもらえない事もあります。しかし値引きが無理でも、販売店が代行して行う各種手続きを自分で行い諸費用を節約したり、オプション費用を値引いてもらったりすることで、結果として中古車の購入を安く抑えることが可能になります。

自分で手続きして諸費用を削減

中古車には本体価格とは別に、税金や登録に必要なお金などの「諸費用」という項目があります。それらを自分で手続きする事で諸費用を削減できます。具体的には下記のような項目のものです。

・登録費用

登録費用とは、名義変更や所有権の移転登録などの手続きを代行してもらう費用です。陸運支局に行けば自分で行うことも可能です。これで3万円程の費用を浮かせます。

・車庫証明費用

車庫証明費用とは「自動車を保管する場所に関する証明書」を取得する費用のことです。この書類は警察署で申請します。地図で車を置く場所を手書きで簡単に書ければ完了です。車庫証明費用は1～2万円程度の手数料が掛かります。

・希望ナンバーの申請手数料

希望ナンバーの申請手数料とは、申請書類に「希望するナンバーの番号」や「車の寸法」などを記載するだけです。自分で行えば1～2万円程度の費用が浮きます。

・納車費用

納車費用とは、販売店から自宅まで車を持ってきてもらうための費用です。通常は近くても5千円程掛かります。遠方なら3万円程掛かる場合もあります。自分で車を取りに行けば無料です。

サービスを無料で受ける

中古車の本体価格の値引き交渉が難しくても、下記のようなサービスを無料で提供してもらう方法もあります。

・車の小傷やへこみの修理
・バッテリー、オイルフィルターの交換
・タイヤの交換

今購入するから、ついでにこれもして欲しいとお願いすることも可能な場合もあります。

まとめ

中古車の値引き交渉は可能です。その値引きには相場があります。その相場を知った上でしっかりと交渉しましょう。また、本体価格の値引き交渉以外にも、諸費用を削ったり、無料でサービスを受けたりすることで、結果として安く良質な中古車を購入することが可能になります。車は大きな買い物ですから後悔のないようしっかり情報収集した上で販売店に赴きましょう。