自力でできる中古車購入後のメンテナンス方法を解説!プロに任せるべき?
自分の欲しかった愛車の中古車を手に入れたものの、これからどうやってメンテナンスしていこうかと悩んでいますか?せっかくの愛車のため、長く大切に乗りたいと考えているはずです。この記事では、中古車購入後のメンテナンスに関する3つのポイントを解説していきます。
中古車購入後のメンテナンスの主な依頼先とは?
いくつかの依頼先がありますが、自身の車に対する知識や予算によってメンテナンスを依頼する先の選択が変わるでしょう。できるだけ長く安全に愛車を乗るためにも、あなたにとって最適な選択をしてください。
■カーディーラー
基本的にどこのディーラーでも中古車購入後のメンテナンスは受け付けてくれますが、あなたが購入したメーカーのディーラーにお願いするのが最適です。メンテナンスする上で優秀な整備士が揃っているうえ、何かトラブルがあれば丁寧に説明してくれます。
また、エンジン部位や電子制御部位の入手が難しい部品に関してもディーラーならメーカー直轄で部品を取り寄せることができるので、速くそのトラブル部位を解決できます。車に関する知識があまりないと思う方であればディーラーで、法定点検をしてもらうと安心です。
しかし、費用に関しては依頼先の中で最も高額になるので一度見積もりをしてもらうとどのくらいかかるのかを知ることができます。
■民間整備工場
民間整備工場には、指定工場と認証工場があります。指定工場は車検ができて、認証工場は車検ができないという違いです。どちらの工場も中古車購入後のメンテナンスは受け付けてくれます。
両方の工場が運輸局からの認可を得て、整備している工場なのでメンテナンスを依頼する際にも安心です。多くのメーカーの車を扱うため、幅広い知識を持つ整備士が在籍しています。
またメンテナンスしていて、何かトラブルが出た場合は、互換品を使用したり、交換ではなく修理したりしてくれることもあるので、費用を安く抑えることもできます。
■ガソリンスタンド
最も身近で中古車購入後のメンテナンスに行きやすいのがガソリンスタンドです。日常点検を給油ついでに頼むこともできるうえ、法定点検を依頼することもできます。普段から行くので費用や見積もりについても相談しやすいはずです。予算面で低く抑えたいのならまずガソリンスタンドに依頼することもできます。
■カー用品店
大型のカー用品店では、各店舗で指定工場を併設している場合があります。中でもタイヤにおいてはリーズナブルなブランド商品を扱っていることもあり、カー用品店ならではのメンテナンスを受けることができます。
またアフターパーツにおいても自分のお気に入りで装着することも可能であるため、中古車であっても好みのマイカーにすることができるでしょう。
自力でできる中古車購入後のメンテナンス方法
では、自力でできる中古車購入後のメンテナンス方法にはどんな方法があるでしょうか?いくつかの方法をご紹介します。
■タイヤの空気圧の点検
中古車購入後には中古のタイヤが付いており、そのまま走り続けているはずです。タイヤの空気圧が適正なのかは燃費にも影響するので重要です。運転席のドアを開けると、開けたドアの部分に適正の空気圧が書いてあります。ガソリンスタンドで空気圧計を使いつつ、適正の値まで空気を入れて空気圧を保ちましょう。
■ウォッシャー液とラジエーター液の確認
中古車購入後にはウォッシャー液とラジエーター液がきちんと適正な量入っているか確認できるようです。適正な量かどうかはポンプの外側にゲージがあるのでそのゲージの中の量で確かめることができます。ウォッシャー液は水色で、ラジエーター液は赤色か緑色です。
■洗車
中古車購入後にはきちんと洗車して、その後にコーティングをしてボディが劣化しないようにできます。時間がない方は洗車機を使うのがいいですが、時間がある方なら自分で洗車し、ワックスをかけることができます。この方法できれいな光沢を保って愛車に乗り続けることができるようです。
■車内を清潔に保つ
車内を清潔に保つことも大切なセルフメンテナンスのひとつです。車を長期間利用する中で、知らない間に髪の毛や食べこぼしのごみ、埃などが溜まってしまうこともあります。
こうしたごみが溜まってしまうことでカビの原因になってしまうことや虫の発生、悪臭などにもつながってしまいます。そのため、掃除機や粘着クリーナーで除去することやシートカバーを定期的に洗濯すること、空気清浄機を設置するなどもおすすめです。
■消耗品の確認
雨の日に使用するワイパーのゴムも確認すべきポイントのひとつです。雨天時にワイパーを動かしてみて拭きムラや異音が発生してしまうビビリが起きないかどうか、そして視界は良好になり、ワイパーとしての役割を果たしているかを確認します。
先ほど紹介したウォッシャー液なども含めて、消耗品の確認もしっかりと行うようにしましょう。
中古車購入後のメンテナンスを行う際の注意点
次に中古車購入後にメンテナンスをする時に、注意すべきことがあります。いくつか解説していきます。
■エンジンオイルの交換時期
中古車購入後にもエンジンオイルを交換した距離を教えてもらえますが、自分でも次にいつ交換するのかを知っておく必要があるようです。エンジンオイルは通常で3,000~5,000kmで交換します。
またオイルエレメントはエンジンオイル2回交換するにつき、1度交換することが勧められます。エンジンオイル交換時期を過ぎて走り続けるとエンジンにダメージを与え、燃費も落ちてしまうようです。自分が何キロでエンジンオイル交換なのかを覚えておきましょう。
■エアコンの状態
メンテナンスをお願いしても見落としがちなのがエアコンの状態です。中古車購入後にエアコンが効くことは確かめましたか?いつエアコンガス補充をしたかを確認できることがベストですが、もしわからなければガソリンスタンドか整備工場でチェックしてもらうこともできます。
エアコンの効きが悪いと感じたりするならすぐに補充してもらいましょう。エアコンガスは入れ過ぎても効きが悪くなります。整備工場で見てもらうのが最も信頼できて安心でしょう。
■ラジエーター液の量
中古車購入後にラジエーター液をまったく確認していないと大変なことが起こるので必ず見るようにしましょう。下手するとエンジンが焼きつき、せっかくの愛車がしばらくして乗れなくなってしまうかもしれません。
ラジエーター液は減る頻度が低いので注意しなくなってしまうことがあります。必ず適正量入っているかどうか定期的に確認するようにできます。
■法定整備を受けること
一般的に車の点検整備としては12か月と24か月が重要な点検時期となります。どちらも法律で決められており、車種や用途によって点検のタイミングなどは決められています。
これらの点検を行うことで点検整備記録簿に記録されて、今後の部品交換時期を行うときの判断材料のひとつとなります。また記録があることでもし事故を起こしてしまっても責任が軽くなることや車の売却時にも高値がつく可能性が高まります。
この法定整備は、受けない場合に罰則があるわけではないですが、整備を受けることでのメリットがあるため、しっかりと法定整備を受けることをおすすめします。今後もより長く中古車を使用するためにもこの法定整備は重要となるでしょう。
■消耗品の定期的な交換
先ほども消耗品の確認について紹介しましたが、ワイパーのゴムだけではなく、バッテリーやヘッドライト、ウインカーに使用する電球類も消耗品です。忘れられがちな箇所ではありますが、これらが動かなくなると車の走行に支障をきたしてしまう恐れがあります。
目安としては、エンジンがかかりにくくなってしまったときやライトの光が弱いと感じたときには交換時期だといえます。これらの交換は、カー用品店などで購入し、交換することも可能であり、先ほどの法定整備の項目のひとつともいえるため、そのときに交換を依頼してみてもよいでしょう。
■走行にかかわるパーツは注意深くメンテナンス
中古車を安心安全に走行させるためには、走行にかかわるパーツは注視してメンテナンスを行うことが大切です。わかりやすいパーツとしてはブレーキの音が、いつもと違う音を発しているときなどはすぐにメンテナンスが必要となるでしょう。
このような場合には、パーツの摩擦やベルト系の不具合などが考えられます。そのため、いつもと違うなと感じることがあった場合には専門業者へ依頼し、パーツの交換や修理を行うとよいでしょう。
自身での簡単なメンテナンスができる箇所や事柄は行っていくことが大切ですが、専門業者へ依頼した方がよいメンテナンスはしっかりと依頼していくことが大切です。何か異変を感じたときには、自己判断せずに専門業者へ依頼することで安心、安全に中古車を使用し続けることができるでしょう。
本記事では、中古車のメンテナンスについて解説しました。中古車購入後のメンテナンスについて知ることで、大切な愛車に長く乗ることができます。より安心安全な走行を行い、長く綺麗な状態で中古車を保つためにも定期的なメンテナンスは必須となります。
忘れがちな消耗品の確認もしっかりと行いながら、日常でできるメンテナンスを実施しつつ、定期的に業者へメンテナンスを依頼することをおすすめします。