購入前にチェック!中古車の購入費用を安く抑えるテクニックとは?
中古車の購入時には、車本体の費用だけではなく、その他にもさまざまな費用がかかることをご存じでしょうか。車本体の他に、「自動車税種別割」や「登録代行費用」など、車本体の10%~20%ほどの費用を別途準備しておく必要があります。ここでは、中古車購入時に掛かる諸費用と、中古車の購入費用を安く抑えるテクニックについてご紹介します。
中古車の購入費用の内訳
中古車を購入する際には、車両本体以外に、「法定費用」と「代行費用」が掛かるようです。その内訳は以下の通りです。
■ 法定費用
・自動車種別割… 一般的には、「自動車税」で知っている方も多いでしょう。2019年に自動車種別割に名称が変わりました。車の総排気量に応じて支払う義務があります。
・自動車税環境性能割… 自動車を取得した際にかかる税金です。「取得金額×税率(車種によって異なる)」で計算されます。取得金額が50万円以下の場合は対象外です。
・自動車重量税… 車両の重さに応じてかかります。車検を行うタイミングでまとめて支払います
・消費税… 2021年現在では、10%の税金がかかるようです。カーナビなどのオプションも課税の対象です。
・自賠責保険… 車を所有している方全員に、加入が義務づけられています。保険期間は、24か月で、普通車は2万1,550円、軽自動車は2万1,140円の費用が掛かります。
・リサイクル料… 購入時に前払いする必要があるようです。費用は車種によって異なりますが、1万円~2万円ほどとされています。リサイクル料金は、売却する際には返金されますが、廃車する際には戻ってきません。
■ 代行費用
・登録代行費用… 名義変更などの手続きを依頼する場合に掛かります。
・車庫証明代行費用… 車庫証明の取得を依頼する場合に掛かる費用です。
・納車費用… 自宅まで車を納車してもらう場合に掛かります。
以上の費用は、自分で行うと費用が掛かりませんが、時間も手間もかかるため、販売店などに代行依頼をする場合が多いです。
・クリーニング費用… 納車前に車をきれいにするためにかかる費用です。車の状態によって異なりますが、数万円ほど掛かります。
中古車の購入費用を安く抑えるテクニック
「できるだけ安く車が買いたい!」と誰もが思うのではないでしょうか。中古車の購入時には、以下の点を意識すると、購入費用を安く抑えられるかもしれません。
■ 購入時期
中古車の価格は、時期によって変動するのをご存じでしょうか。実は、4月~5月は中古車の価格が下がる時期といわれています。1月~3月は、売却する人と購入する人の両方が増える時期で、中古車販売店は繁忙期の時期です。そのため、4月~5月に在庫になった車を、価格を下げて販売する店舗が増える傾向があります。
■ 代行費用の見直し
中古車の購入時には、さまざまな「代行費用」がかかることを、先ほどの章でご説明しました。この代行費用を見直すと、中古車の購入時の費用を抑えられます。名義変更などの手続きや車庫証明の取得、納車など自分で行うことで、コストを抑えられます。
■ 車のカラー
車のボディーの色にこだわらなければ、安く購入できることがあるようです。一般的には、白や黒は人気が高いので、中古価格も高くなる傾向があります。
一方で、赤や青、紫、緑、黄色などの原色系の色は、好みがわかれるので人気が安定していません。そのため、人気のある白や黒と比べると、数十万円ほど価格が変わることも。安さに重点を置くならば、色にこだわらない選択もおすすめです。
中古車を購入する際に注意するべきポイント
中古車は、驚くほど安い値段で販売されているものもあります。しかし、安さだけで中古車を選ぶと、後から後悔してしまう場合も。続いては、中古車を購入する際に注意するべきポイントについてご紹介します。
■ 修復歴があるかどうか
修復歴がある車は、耐久性が下がっている可能性があるので、購入時には問題がなくても、後からトラブルが発生する可能性があります。故障のリスクも高いので、中古車購入時には、修復歴がある車は、避けた方がよいでしょう。修繕歴があるかどうかは、販売店に問い合わせると教えてくれます。
■ 試乗をする
車を購入する際には、必ず試乗を行いましょう。エンジンの動作やブレーキ、ワイパーやエアコンなど、車を動かした時に動きに問題がないかなどを、しっかりとチェックします。試乗をすれば、車に問題がないかを把握できるので、購入後のトラブルを避けられます。
中古車を購入する際には、車本体の費用の他にも、自動車種別割や自賠責保険など、さまざまな費用がかかるようです。中古車の購入費用を抑えるためには、車の購入時期に気を付けたり、車のカラーにこだわらないようにしたりするなどのテクニックを活用しましょう。また、中古車を購入する際には、安さだけではなく、きちんと試乗をして車の状態を確かめることが大切です。