実際にどのように進んでいく?中古車を購入するまでの大まかな流れを確認!
魅力的な車種がたくさん販売され、しかもお手頃価格で購入できる中古車市場ですが、実際に購入をする場合はどのような流れで進むのかご存じでしょうか。そこで、この記事では中古車購入に関して大まかな流れをご紹介します。お気に入りの一台を見つけたら、ぜひこの記事をご参考に購入手続きを進めてください。
中古車を購入するまでの大まかな流れ
楽しいカーライフを共にする中古車を購入する場合の、大まかな流れを4つに分けて解説します。
まず1つ目は「車種の選定」です。中古車は高額なお買い物のため、まずはどんな車が欲しいかゆっくり選定しましょう。気になる車種はもちろんのこと、中古車の場合は走行距離をどの程度まで許容するか、装備がどの程度搭載されている中古車を希望するかなども検討します。
2つ目は「見積もり・商談」です。新車と異なり中古車の場合は同じ車種でも販売店や車種の状態によって購入価格に差異があります。いくつかの中古車販売店やディーラーから見積もりを取得し、ご自身の予算と調整してみましょう。
3つ目は「契約」です。実際に購入意思を固めたら契約に移行しましょう。中古車はクーリング・オフが効かないため、慌てずに商談をまとめることが大切です。
4つ目は「納車」です。購入後は自賠責保険や車庫証明の手続き、最終の車両整備を終えて納車となります。納車は基本的に陸送で自宅まで運んでくれますが、自分で受領に伺い陸送費用を抑えることも可能です。納車の段階で任意保険の切り替えも忘れず行い、車両保険や運転者の確認なども怠らないように注意しましょう。
中古車購入時に必要になる書類
中古車を購入する際には必要となる書類がいくつかあります。ではどのような書類を用意すればよいのでしょうか。普通自動車と軽自動車では異なるため2つに分けて解説します。
まずは普通自動車です。普通自動車の場合は印鑑証明書・車庫証明書・車検証・委任状・自賠責保険証の5つです。これに加えて契約時には印鑑証明書で証明する実印を用意し、必要書類に押印します。
次に軽自動車の場合は、住民票・車検証・委任状・自賠責保険証の4つです。普通自動車の購入時とは異なり、印鑑証明書と実印は不要です。その代わりとして住民票を提出します。認印は必要となるので忘れずに準備しておきましょう。
また、軽自動車の場合一部地域を除き車庫証明は不要です。これは車としての扱い方が法律上で異なっているからです。
普通自動車の場合は「保管場所証明申請」を警察署に対して行うことになります。一方で軽自動車は「保管場所届出」を自治体に対して行います。類似しているように見えますが、軽自動車は車庫法という法律上は普通車に分類されないため、自治体が管轄することになっているようです。
このように普通自動車と軽自動車では法律上の理由で必要書類が部分的に異なっているので注意しましょう。この他に、普通自動車・軽自動車と共通して任意保険も手続きが必要となります。納車の段階でスムーズに車両入替の更改や新規加入ができるように、任意保険関係も忘れず準備しておきましょう。
中古車の購入に適したタイミング
いつかは憧れのマイカーを、とお考えの場合きっと中古車にも魅力を感じていることでしょう。では、中古車を購入する場合には適したタイミングはあるのでしょうか。おすすめの購入時期を3つご紹介します。
まず1つ目は「決算期」です。車の業界は3月と9月に決算期を迎えるため、お得な中古車がたくさん提供されています。また、車は年間の中で2~3月を中心に売れやすい傾向があります。
とくに3月はディーラー・中古車販売店問わず総決算期のため新車・中古車共に販売に尽力する時期です。加えて3月は自動車税の関係で車両を放すタイミングのため、市場に台数も多いのです。
しかし、多くの新卒の方が車を購入する時期でもあります。車が売れやすい時期は目を付けた車体があっという間に売り切れることがあるので注意が必要です。
2つ目は「GWやお盆などの連休明け」です。行楽シーズンに車を使ってから売却する方が一定数いるため、長期休暇後は中古車の販売台数が増えてお得に買いやすくなります。
3つ目は「新車のリリースやマイナーチェンジ後」です。車のメーカーは定期的に新型車種をリリースし、マイナーチェンジも行っています。
新しい車が販売されると現在の車を手放す方も多いので、中古車市場が潤います。とくに現在の人気新車の車種を狙っている場合は、新車発表やマイナーチェンジのニュースを見逃さないようにチェックしましょう。
この他にも、販売店独自のキャンペーンや決算セールなども買い時です。とくに気になる車種がある場合には定期的に販売店をチェックし、お買い得車を見逃さないようにしましょう。
中古車はさまざまな店舗が扱っていますが、お買い得な車は争奪戦になりがちです。高品質の中古車を手に入れるためには、定期的に気になる販売店のサイトや店舗をチェックし情報を見逃さないように注意しましょう。また、スムーズな購入のためには必要書類をしっかりと把握することも大切です。