中古車は遠方の販売店からでも購入できる？取り寄せ費用の相場と注意点

中古車はインターネットでも簡単に探せますが、自身が欲しい中古車が近隣ではなく、遠方の販売店で見つかる場合もあります。このような時、どうやって購入すべきか悩むこともあるでしょう。そこでこの記事では、遠方から中古車を購入する方法とその費用相場、注意すべきポイントについて解説します。

遠方の中古車販売店から車を購入する方法は？

中古車の購入は、近くに実店舗がない場合であっても、遠方の販売店から購入ができます。車の購入方法には3点の主要な手段があり、それらを利用することで、足を運ばずに全国の車を手に入れることが可能です。

インターネットを活用して全国の車を探す

大手の中古車情報サイトを利用すれば、全国各地の車を探せます。しかし、地方の小規模店舗では遠方への納車に対応できないことがあるため、注意しましょう。事前に取引先の遠隔地への対応範囲を確認しましょう。

ディーラーを活用する

中古車ディーラーもひとつの選択肢です。中古車ディーラーの場合は、遠方のディーラーで見つけた車を近くの同メーカーのディーラーに取り寄せられます。ただし、このサービスが提供されていないディーラーもあるので、取り寄せの可否を確認しましょう。

中古車販売店を利用する

全国展開している中古車販売店では、多くが遠方からの取り寄せに対応しています。しかし、地方にしか店舗がない場合は対応できないこともあるため、各店の対応エリアを確認することが必要です。

全国展開しているチェーン店は、遠方からの取引に慣れており、スムーズな手続きをサポートしてくれます。これらの手段を活用する際には、車の状態や取引条件について十分な情報を収集し、購入前に確認事項を把握することが重要です。

また、取引先の信頼性や評判も確認し、安心して購入できるように心がけましょう。

遠方から中古車を取り寄せる際の費用相場

中古車を遠方から取り寄せる場合、さまざまな要因が費用に影響を与えます。費用相場は、取引先や距離によって異なります。

県外の場合の費用相場

県外から中古車を取り寄せる場合の、600kmを超える距離では大手中古車販売店で2万円以上、一般中古車販売店やディーラーでは5万円以上が目安です。この金額には、車両の陸送や手続きにかかる基本的な費用が含まれます。

大手販売店はネットワークが広く、スムーズな手続きが期待できますが、それに見合ったコストが発生するのです。中距離である300km程度では、1～11万円が相場とされています。

具体的な金額は、選択した販売先や物流会社の条件によって変動するので、正確な見積もりを取ることが重要です。

県内の場合の費用相場

県内での取り寄せでは、距離によって費用が変動します。100km程度では数千円から3万円、300km程度では1〜5万円が目安です。

距離が近いほど陸送費用が低くなる傾向がありますが、これらの金額はあくまで目安であり、実際の費用は取引先や物流手段によって変動します。また、100km以内の場合は、0～8万円程度が相場です。

近距離であるため、陸送費用が抑えられる傾向にありますが、具体的な取引先や物流手段によって変動します。

遠方からの中古車購入において注意すべきポイント

遠方から中古車を購入する際、いくつかの重要な注意点があります。ポイントを確認し、トラブルを避け、円滑な取引を実現しましょう。

直接車を確認しにくい

まず、車の状態と保証内容を確認することが重要です。インターネットや電話でのやり取りが主となるため、直接車を確認することが難しい場合があります。

写真や記載情報だけでなく、可能であれば中立的な第三者の検査機関を利用して、車両の状態を評価してもらいましょう。また、販売店が提供する保証内容やアフターサービスについても明確に確認しましょう。

支払い方法や手続き方法などを把握しておく

次に、支払い方法や手続き、納車方法についても慎重に確認が必要です。契約前に支払いスケジュールや手続きの流れを把握し、トラブルを未然に防ぐためにも正確な情報を取得しましょう。

納車方法についても、陸送や自走などのオプションがある場合、自身のニーズに合った方法を選択することが重要です。陸送には追加費用が発生するため、事前に確認しておくことも忘れないようにしましょう。

自走する際には仮ナンバーが必要です。手配に余裕をもって対応しましょう。

納車後のキャンセルは難しく、その他の費用もかかる

また、納車後のキャンセルは難しいことを念頭に置き、慎重に契約を進めることが大切です。契約後のキャンセルには、陸送費やキャンセル料が発生する可能性があります。

そして、県外のナンバープレートを使用者の住民票のある都道府県に登録する場合、追加費用がかかることがあります。他府県への登録に伴う費用も把握しておくようにしましょう。

まとめ

中古車の購入は、遠方の販売店でも十分に可能です。インターネットで全国の車を検索し、大手情報サイトやディーラー、全国展開する販売店を利用することで、直接足を運ばずに理想の車が手に入ります。

ただし、遠方から購入する場合には、車の状態や信頼性を確認し、取引先の評判も調査することが大切です。また、取り寄せ費用の相場も理解しておき、陸送や自走などの方法での納車を検討する際には追加費用を把握しましょう。

契約前には支払いや手続き、納車方法についても細かく確認し、慎重に進めることがポイントです。