中古車と新車の具体的な違いとは?それぞれの特徴を掴もう!
中古車と新車は、それぞれメリットとデメリットがあります。そのため、車を購入する前には、それぞれの特徴を理解した上で、どちらを購入するか検討する必要があります。こちらの記事では、中古車を新車の具体的なメリットとデメリットについてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
新車を購入するメリット
車を購入する方は、予算さえあれば新車の方がよいという方も多いでしょう。自分の好きなメーカーの車を、新品の状態で運転するのは気持ちがよいものです。また、最近では低燃費の車も増え、ランニングコストの面でもメリットがあります。では、新車にはその他にどのようなメリットがあるのでしょうか。
■ エコカー減税
厚生労働省が定めた基準をクリアした車に適用される「エコカー減税」。排出ガスの性能や、燃費がよい車が、減税される制度です。新車はこのエコカー減税の対象になる車種が、中古車よりもはるかに多いメリットがあります。
■ オプションが選べる
自分の好きなように選べるオプションも、新車ならでは。シートの素材を変更できるなど、メーカーオプションの中から自分好みにカスタムできるのは、新車の魅力です。
新車を購入するデメリット
新車を購入するメリットがある一方で、デメリットも存在します。続いては、新車を購入するデメリットについて、ご紹介します。
■ 契約から納車まで時間がかかる
受注してから生産される新車は、基本的には在庫販売を行っていません。そのため、中古車よりも納品に時間がかかります。人気のある車種の場合、さらに時間がかかることも。納車まで長期間待たなければならないのは、デメリットといえるでしょう。
■ 中古車よりも価格が高い
安価に購入できる中古車に比べて、新車は価格が高い点がネックです。最近の新車は、安全性を重視して、安全装備が標準装備されている場合がほとんどです。そのため、新車の価格も上がっている現状があります。
中古車を購入するメリット
中古車によいイメージを持っていない方もいるかもしれませんが、実は中古車には多くのメリットがあります。こちらの章では、中古車を購入するメリットについてご紹介しましょう。
■ 新車よりも安い価格で購入できる
中古車のメリットは、新車よりも安価で購入できる点が最大のメリットです。車の価値は、一年目が大幅に下がるともいわれています。そのため、走行距離が少ない場合でも、価格が下がります。車の購入に予算があまりあてられない方にもおすすめです。
■ 早めの納車が可能
新車の納車は、長ければ数か月かかるケースもあることは、先ほどの章でお伝えしました。一方で中古車は、契約をしてから納車まで、順調にいけば1週間~2週間ほどと、納車までそれほど待つ必要がありません。
■ いろいろな車から選択できる
中古車販売店に行くと、軽自動車からSUV、ミニバンまでさまざまな車種が展示されています。メーカーも豊富で選択肢が多い点も魅力です。また、少し前のモデルの車や古い車もあるので、製造中止になっているビンテージ車があることも。
さらに全国展開している中古車販売店であれば、その店舗に在庫がない場合は、他の店舗に問い合わせをしてくれるケースもあります。希望している車種がある場合は、大手の中古車販売店を利用するのもよいでしょう。
中古車を購入するデメリット
中古車を購入するデメリットは、以下の点があげられます。
■ 事故車の場合もある
中古車として販売されている車の中には、「事故車」がある可能性も否定できません。事故車は購入したくないという方多いでしょう。しかし、販売店は「修復歴」は告知義務があっても、事故歴は告知義務がありません。したがって、購入者はどの車が事故車かどうかはわからない場合があります。
■ 新車よりもメンテナンスのコストがかかる
中古車は、保証期間も短く、車によっては保証がないケースもあります。また、新車に比べると、故障などのリスクも高くなるので、メンテナンス代などが高くつくデメリットがあるようです。
■ 使用感が気になることも
中古車は、細かい傷や汚れなどがあることも多く、使用感が気になる方もいるでしょう。また、前のオーナーが喫煙者だった場合、車にたばこのにおいがついていることもあります。
キレイな状態の車があればよいですが、「気に入った車が傷だらけだった…」と購入を断念するケースも考えられます。キレイな状態の車を探している方は、車選びに苦労するかもしれません。
新車を購入するか、中古車を購入するかは、それぞれのメリットとデメリットを理解して、検討することが重要です。新車はエコカー減税などのメリットがある一方で、購入金額が高いデメリットがあります。
一方で、中古車は、購入金額は抑えられますが、使用感が気になる方にはあまりおすすめできません。車の購入前には、新車と中古車、どちらが自分に合っているのかを考えて購入しましょう。